Krita(クリータ、クリタ)とKrita AI Diffusionのインストールの覚書です。
Krita AI Diffusionのインストール前の注意事項

Krita Ai-Diffusionの推奨環境
まず、kiritaの設定で推奨環境をよく確認しておきましょう。
Requirements
Windows, Linux, MacOS
On Linux/Mac: Python + venv must be installed
recommended version: 3.11 or 3.10
usually available via package manager, eg. apt install python3-venv
Hardware support
To run locally a powerful graphics card with at least 6 GB VRAM is recommended. Otherwise generating images will take very long!
NVIDIA GPU
supported via CUDA
AMD GPU
supported via DirectML on Windows, ROCm on Linux (only custom server)
Apple M1/M2
supported via MPS on macOS
CPU
supported, but very slow
Cloud GPU
supported, rent a GPU on an hourly basis, see below
kirita
大事なのはパイソンのバージョンです。3.11 or 3.10はパイソンのバージョンですね。実は最新版ではありません。ダウンロードしてインストールします。
デスクトップPC・ノートパソコンのWindows、MACの注意事項
kritaはそこそこのスペックのPCで動きますが、Stable Diffusionで使う場合はハイスペックのPCでないと思いように動きません。場合によって64GBのメモリが必要です。
詳細はこちらの記事をみてください。

ノートパソコンでも動きますが、注意事項があります。

Macbook PROを使ったらインストールエラーでハマりました。それ以降、生成AIはなるべくWindowsと決めています。詳細記事はこちらです。
kritaのインストール(MacとWindows)
MacとWindowsに対応しています。今回、Macにインストールしました。dmgを立ち上げてドラッグ&ドロップでアプリケーションフォルダに放り込むだけです。
kritaのデメリット?
最近、注目をあびるkritaですが、少しとっつきにくい弱点があります。個人的には必要な機能しか使わない感じです…。
漫画を描く際はクリスタEXを併用した方がよいでしょう。クリスタはStable Diffusionは載せないと断言していますので、kritaと併用がよいかもしれません。
ベクターレイヤーはあるけど、鉛筆ツールなどを使えないっぽいです。このへんはクリスタの方がよいです。
Krita AI Diffusionを使ってわかったデメリットですが、透過の指定がうまくできません。
- 背景や厚塗りなどレイヤーをわけないイラストはよさそうです。
- ベタ塗りの絵ならレイヤー分割すればなんとかなりそうです。
- しかし、複雑な色をのったイラストをレイヤー分割することは困難です。
kritaのメリット
kiritaはじめて使ったとき、意外に多機能で驚きました。
AIじゃない色塗りがいいですね。
アニメーション機能もあり、モーフィングまでできます。
kritaはフォトショよりクリスタと一緒に使うべき!?
最初のラフを描いたり、仕上げをしたりするために、クリスタは必要そうです。クリスタなら手の修正なども簡単にできます。
また、生成AIで絵を足したりできるフォトショもありますが、このあたりの機能は実はkritaにもあるので、kritaと組み合わせるのならクリスタです。
個人的には多機能であり、漫画も描けるクリスタを使っています。
CLIP STUDIO PAINT PRO詳しくはこちらの記事をみてください。
krita-ai-diffusionのインストール【stable diffusion】
- Installationの[Download the plugin.]をクリック。
- Download krita_ai_diffusion-x.xx.x.zipをダウンロード。
- Krita > Prefarense > Pythonプラグインマネージャー AI Image Diffusionがないことが確認できます。
- ツール > スクリプト > Pythonプラグインをファイルからインポート zipファイルを選択して再起動をします。再起動がかからないときは一度落として再起動します。
- Krita > Prefarense > Pythonプラグインマネージャー AI Image Diffusionが追加されています。チェックボックスが入っていることを確認します。
- ファイル > 新しいドキュメント 500*500ぐらいの小さいサイズで作る
- 設定 > ドッキングパネル > AI-Image=Generation 画面右にパネルが表示されます。
- 歯車アイコン(Configure) > install
ここまでは楽々でした。しかし、insttallボタンを押してコケました!
その件はこちらの記事で詳しくまとめました。
krita-ai-diffusionのcontrolnetモデルのインストール
最初にインストールしておいてもいいですが、インストールしていないと次のようにでます。
the controlnet model is not installed歯車マーク > Connection > Control extensions for SD 1.5
LineArtやDepthなどのチェックボックスがあるためチェックしてinstallボタンします。
krita ai diffusionのcontrolnetの使い方
レイヤーの追加アイコン(Add Control Layer)から使えます。
- モデルを選ぶ
- 対象レイヤーを選ぶ
- キラキラマークのアイコンをおす
krita stable diffusionの保存先
ライブラリフォルダは隠しファイルになっているため、フォルダ > フォルダへ移動 > /Library/Application Support でアクセスします。
次のフォルダに、仮想環境venvが作成されたのち、ComfyUIなどがインストールされます。保存先を変更してもよいみたいです。
/Users/username/Library/Application Support/krita/ai_diffusion/serverもうひとつpykritaというフォルダがあります。こちらはインポートした際にできるものです。こちらはいじらないようにしましょう。更新する際に上書きします。
/Users/username/Library/Application Support/krita/pykritapythonの保存先
インストーラーからインストールした場合は、ここに保存されるようです。
/usr/local/bin/ただし、プリインストールされているものはここにはないようですね…。
kritaが仮想環境を使う理由
kritaは仮想環境(venv)を使って別扱いになっているようです。Stability Matrixなどでstable diffusionを使っている場合、かぶりません。つまり、checkpointなどはコピペが必要です。仮想環境(venv)を使う理由は以下の通りです:
- プロジェクト間の依存関係の衝突を避けるため。各プロジェクトが独自の仮想環境を持つことで、グローバルなPython環境を汚染せずに済む
- 異なるバージョンのパッケージを使用できるため。プロジェクトごとに異なるバージョンのパッケージを使用できる
もしもトラブルが起きた場合は、デフォルトの環境は参照していない前提で考える必要があります。
krita-ai-diffusionの開発者
Aclyさんのようです。
krita-ai-diffusionがおすすめな理由
他にも似たようなツールがでています。でも有料だったり、頻繁に更新されたりしていないため krita-ai-diffusionを選びました。
Aclyさんはかなり頻繁にアップデートしています。
もうひとつはAIは処理負荷が高めなので、ローカルで動くグラフィックソフトを選びたかったです。サーバー上にあるものは料金が高くなりがちです。
Krita Ai Diffusionのモデルの追加・アップデート
続きはこちらの記事をみてください。
Stable Diffusionの学習講座
無制限かつ安価のスクールで学ぶ手もあります。詳細はこちらの記事です。
独学がいい人は本で学びましょう。
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				ご参考になれば幸いです。

 
  
  
  
  





 
					 
					
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